こんにちは、ライターのayamamaです。
ヘルパンギーナをご存知ですか?
お子さんのいるご家庭は聞いたことがあるかもしれませんが、あなたは知ってますか?
名前からは全く想像できないですね。
ヘルパンギーナは小児の間で流行しやすい夏風邪の一種だからです。
とはいえ、大人にうつることもあるので、その症状や対処法を知っておいた方がいいでしょう。
そこで今回は、ヘルパンギーナについて、大人にうつった時の症状や感染した時の注意点などをご紹介していこうと思います。
Contents
ヘルパンギーナとは?
ヘルパンギーナは夏風邪の一種で乳幼児や子供がかかりやすいウイルス性の感染症となっています。
コクサッキーウイルスというウイルスによって引き起こされることがほとんどで、5歳以下の乳幼児の感染がほとんどです。
だいたいは1週間ぐらいで完治するのですが、こじらせると無菌性髄膜炎や急性心筋炎を起こすこともあるのでしっかりと治療をしましょう。
ヘルパンギーナが大人にうつった時の症状は?
ヘルパンギーナは大人がかかると症状が重くなることがあるので注意しなくてはいけません。
ヘルパンギーナの患者は9割が子どもですが、看病している大人がうつってしまうことはあります。
大人がヘルパンギーナにかかると子供よりも高い熱が長く続くことも多く、喉の痛みも子どもよりひどい事が多いようです。
ただ、大人のヘルパンギーナの症状としては、初めは熱が出ないこともあります。
喉の痛みを感じて、喉の奥や上顎に水疱ができて咳が出たり、数日後に39度以上の高熱がでたりすることが多いようです。
感染を防ぐためには、感染者との密接な接触を避ける必要があります。
また、うがいや手洗いを頻繁にして、特に口や鼻、喉からの分泌物、便などからも感染しますので、感染者の看病をする時にはマスクや手袋をして汚れた衣類などを洗濯するときのも気をつけなくてはいけません。
実は、大人がヘルパンギーナに感染した場合、感染してから1週間ほどはなんの症状も出ないこともあります。
その後、高熱や口内炎、下痢、腹痛などの症状が出ます。
口内炎の痛みで食事ができなかったり、倦怠感や関節痛の症状が出る場合もあります。
その変化で気づく大人も多いでしょう。
ヘルパンギーナに感染した時の過ごし方
では、ヘルパンギーナに感染した時にはどのように過ごせばよいのでしょうか?
1週間ぐらいで症状は治まります。
けれども、口腔内の水疱が破れた時に痛みがひどいので熱い物や刺激の強いものは食べないようにしましょう。
食事はそうめんやうどんなどの喉こしが良い物やアイスクリーム、ヨーグルトなど冷たい物が食べ易いでしょう。
また、高熱による脱す症状を予防するためにこまめな水分補給を心がけることも大切です。
ゆっくりと体を休めることが大切ですから、部屋をエアコンなどを利用して適温に設定して安静にしましょう。
熱が下がっても、まだ便に菌が残るので家族とタオルなどを分けて使うなどの心がけも忘れずにしましょう。
ヘルパンギーナに治療法
では、ヘルパンギーナはどのように治療するのでしょうか?
ヘルパンギーナには残念ながら特効薬的な薬はないので対処療法になります。
もちろん、熱が高い時には医療機関で解熱剤を処方してもらう方がいいでしょう。
また、のどの痛みで食事ができない時には、水分を摂ることができないと脱水症状になる可能性があるので点滴を打ってもらいましょう。
頭痛や嘔吐、心不全などの症状が出ている場合には、無菌性髄膜炎や心筋炎などの合併症を併発している場合もあるので気をつけなくてはいけません。
この時は入院して治療することになるでしょう。
とりあえずは、自分ではヘルパンギーナを特定することもできませんし、治療法もわかりませんから、一度病院を受診してしっかりと診断してもらうのが一番です。
出産前の妊婦が感染すると赤ちゃんも感染する可能性があります。
もちろん、感染しても軽症で済むことがほとんどですが、重症化する可能性もあるので妊娠中はできるだけ子供が多い場所などは避けるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、大人がヘルパンギーナに感染するとどのようになるかを中心にお話してきました。
お子さんがいるご家庭ではヘルパンギーナという病気は聞き覚えがあるかもしれませんが、大人はほとんど感染しないのであまり知識がない人も多くいます。
けれども、どこかで感染した子供と接触をして感染してしまうこともあります。
大人がヘルパンギーナに感染すると子供より重症化することも考えられますのでしっかりと診断してもらうことが大切です。
他の人に感染しないようにきちんと注意して過ごすことも大切になりますので、今回の記事を参考にしてください。