親戚にお悔やみを手紙で送る場合のマナーと文例

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突然の訃報を耳にした経験は誰にでもあるでしょう。
けれども、葬儀を身内の方だけで済ませるという方も増えていたり、遠方に住んでいて弔問にうかがえないことも少なくありません。

そんなとき、お悔やみの言葉を手紙で伝えることになります。

とはいえ、お悔やみの手紙を送るタイミングやどのような文章にしたらいいか悩んでしまいます。

そこで今回は、突然の訃報でも慌てないようにお悔やみのお手紙の書き方のマナーなどをお話ししていこうと思います。
ぜひ、参考になさってください。

Contents

お悔やみの手紙が遅れた場合の手紙の文例

亡くなったことを知ったのが遅かった場合のお悔やみの手紙の文例を紹介します。

「伯父様のご逝去を知り、とても驚いております。
 まだまだお元気でいらっしゃると思っておりましたのに、ご家族の皆様のご心痛はいかばかりかと存じます。
ここ数年はご無沙汰していたため、伯父様が亡くなられたことも存じ上げる、弔問にもお伺いせずに申し訳ありませんでした。
遅ればせながら、謹んでご冥福をお祈りいたします。
お力落しのことと存じますが、お気持ちを強く持ってご自愛ください。
心よりお悔やみを申し上げます。」

このようにお悔やみの言葉が遅くなったことに対してお詫びの気持ちも交えながら手紙を書くことが良いでしょう。

もちろん、お悔やみは直接述べるのが一番なので詳細に書く必要はないとはいえ、弔問にうかがえない理由とお詫びを書くようにしましょう。
後日うかがう予定がある場合には、それもいっしょに書いておきましょう。

お悔やみの手紙を送るときのマナーは?

まずは、お悔やみの手紙を送る時の基本的なマナーからお話ししていきましょう。

一般的には初七日までに出すのがマナーとされています。

訃報を葬儀の終わった後に受け取ったり、喪中ハガキを受け取って初めて知った場合にはできるだけ早く手紙を出すようにしましょう。

また、手紙には相手によっては香典を同封するとよいでしょう。
香典をあわせておくる場合には、現金書留にしましょう。

香典の表書きは四十九日法要の前なら「ご霊前」で四十九日法要のあとなら「ご仏前」となります。

お悔やみのお手紙を送る際には封筒や便せんは白や無地のシンプルなデザインのものにしましょう。
また封筒は不幸が繰り返し起こらないように二重封筒は使わないようにしましょう。

お悔やみの手紙を書く際のポイント

お悔やみの手紙を書くときには、送り方のほかに気をつけなくてはいけないポイントがあります。

手紙でお悔やみを済ませることは略式の方法になるので、お伺いできない理由とお詫びを書き添えるようにしましょう。

そして、普通の手紙とは違って「拝啓」「敬具」のような時候の挨拶などはいりません。

さらに「忌み言葉」を使わないようにしましょう。
忌み言葉とは、重ね重ね・またまた・追って、といった言葉で繰り返しの言葉や次がある意味のある言葉になります。

お悔やみの手紙を親戚に送るときの文例

では、実際にお悔やみの手紙を親戚に送る時の文例もご紹介しておきましょう。

「○○様の突然のご逝去のお知らせを受け、驚き言葉を失っております。
周りの人をとても良く気遣う、お気持ちの優しいお人柄だったのでご家族の皆様のご心痛はいかばかりかと胸がつぶれる思います。
遠隔地のため、葬儀にお伺いできない失礼をお許しください。
ささやかですが、香料を同封いたしました。
ご霊前にお供えくださいますよう、お願いいたします。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。」

このようにお悔やみのお手紙を同封するとよいでしょう。

お手紙の書き方で気を付けたいこと

お手紙の書き方で気を付けたいことをもうすこしご紹介しておきましょう。

とても大切な言葉は、遺族を気遣う言葉を入れるということです。

お悔やみの言葉は故人が亡くなったことに対する弔意を示すものですが、さらに哀しみを強調することは遺族の心情を考えるとあまりよくありません。
そこで哀しみをあらわすことは大切ですが、遺族を気遣う言葉も多く使うようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?
今回は、お悔やみの言葉を手紙で伝える場合の基本的なマナーや文例についてお話しました。

とくに親戚の訃報を聞くことが一番多いと思いますが、遠方などで葬儀にいけない場合はどは早めにお悔やみの手紙と共に香典を送るようにしましょう。

その時に使えるシンプルな便せんや封筒などを準備しておくと、当日焦らなくて済むでしょう。

訃報は突然なのでそのときに必要なものは纏めていつもきちんと準備しておくことが大人としても大切になります。

今回ご紹介した文例を参考にとっさのときでもきちんと失礼の無いようにお悔やみのお手紙を書ける大人になっておきましょう。

他にも相手によって使い分ける必要がありますので、参考にしてください。

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